RIDORU ~魔法使いの少女~
「だっ…誰っ!?」

「ー!?
え?」

ドアを開いた瞬間に浴びせられた高い声。
びっくりしたものの気を取り直す。

「俺はディナン!
そこらで剣術修行してる旅人だ
お前は?」

「ー…私はリドルよ…
それより、なんでこの部屋を開けれたの!?」



ー相当驚いた様子の少女は15歳くらいだろうか?

そして、このセレニア帝国の国民特有の
緑帯びた頭髪を膝あたりまで伸ばしていた。


「あ…ー!?」

「うわあ!!」

いきなり少女は俺を突き飛ばすように
ドアのそばへ走り出した。


「いっ…てて
何だよ 急に…!!」


「…っごい…!!
すごいっ…!」




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