あくまで小悪魔【BL】
「もしかしてあんたも、俺の事、同じ意味で好きなの?」


「え?そ、それは分かんないけど~」


その返しに、俺は最大級にズッコケた。


芸人だったら百点満点のリアクションだった事だろう。


「何で分かんねぇんだよ!」


何とか体勢を立て直し、目の前の大ボケ野郎に物申す。


「自分の気持ちだろーが!」


「そ、そんな事言ったって、分かんないものは分かんないんだもんっ」


俺の追求に、一条は瞳をウルウルさせながら反論した。


そんな可愛い顔したって、ごまかされないからなこんちくしょう。


「だって、そんな、自分の気持ちが100%分かる人なんて、いないだろ~」


「俺は分かるよ」


一条の肩に両手を置き、瞳を真摯に見つめながら、再びその思いを口にする。


「俺はあんたのこと、100%愛してるって断言できる」


途端に一条の顔は尋常じゃなく赤く染まった。


我ながらダサいしクサイし恥ずかしいセリフだと思った。


だけど、これが俺の正直な気持ちだから。


さぁ、あんたはどうなんだ?


「…これから、考えちゃダメかな?」


「え?」


「司藤に対する気持ちは一体何なのか」


一条は真っ直ぐに俺を見返してきた。
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