僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜



「遥希なら勉強は大丈夫だろう。」



「授業聞いてないから、全然分かんないですよ。」




俺が授業受けてない分は担任の先生がプリントを週末にまとめてポストに入れてくれている。



そのプリントを寝る前に勉強するくらいだ。




「はい、学校に着いたぞ。」



「ありがとうございます。帰りもよろしくお願いします。」



「あぁ、勉強頑張れよ。」



「はい。」




ドアを閉めて、校門を通って校舎の中に入った。



靴を履き替え廊下を歩いていると、俺の方をチラチラ見ながら何か話していた。



俺何かした?



でも、3週間ろくに学校に来ていなかったから、何もしていないはず……





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