【新】俺様社長の溺愛
「それでは、私はこれで」

安西課長がそう言うと、外へ出ようとしたが、

会長がそれを止めた。


「安西君、待ちたまえ」

「・・・何か?」


「君にも、この話に加わってもらいたい」

そう言った会長の目は、真剣そのものだった。


「はい、私でよろしいのでしたら」

そう言った安西課長は、私の横まで歩いてきた。


2人を交互に見つめた会長は、深く溜息をついた。

・・・そして、デスクの引き出しから、数枚の写真を、

私たちの前に差し出した。


「・・・これは」

目を見開き、驚いてる安西課長。


「・・・」

私は声も出ず、その写真を黙って見つめていた。



「愛海・・・これはどういうことだ?」

写真を指差した会長は、私を見つめる。


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