【新】俺様社長の溺愛
「…おかしいと思っていたんだ。

見合いの日、秀人が突然レストランを飛び出した。

いつも冷静な秀人が、取り乱して、慌てて出ていった。

それから秀人は、人が変わったようになった。

仕事はしっかりこなすが、家に帰っていない事もあったから、

私は、人を雇って、秀人を尾行させた。

・・・その結果がこれだ。…確かにお前たちは、血は繋がってない。

恋愛するのは自由だ。…しかし秀人は普通の人間じゃない。

この北条の社長と言う責任のある役職にいる・・・

愛海との未来は、結婚じゃない。…兄妹として、一生一緒にいる事だ。

・・・応援してやりたいが、それだけは無理だ。

秀人は、神村代議士のお嬢さんと結婚がもう既に決まっている。

見合いなんて、取って着けただけだ。

・・・愛海、秀人の事は諦めなさい」


・・・言葉が出なかった。

秀人との幸せな未来は、私には、訪れない。

どんなに願っても、叶うことはありえない。


…静かに涙が頬を伝った。
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