【新】俺様社長の溺愛
そんな事出来るわけがない。

安西課長がそう言ってくれても、

秀人の代わりなんて、どこを探してもいない。

・・・目を瞑っても、頭の中に浮かんでくるのは、

秀人の顔だけ。


…優しく抱きしめてくれるのも、

…優しくキスしてくれるのも、

…優しく頭を撫でてくれるのも、


私には秀人、たった一人しかいない。


「…すみません。安西課長の言葉は、本当に嬉しいです。

こんな私を好きになってくれるのは、安西課長くらいです」

そう言って笑って見せた。


…笑える状態なんかじゃない。

それでも、これ以上、安西課長に、迷惑をかけたくない。


「オレは、綾瀬を諦めるつもりはない。

そんな悲しい顔をさせる秀人なんかに、綾瀬はやれない。

…会長の、お墨付きも貰ってるから」


「…会長の?」

…お墨付き?どういう意味?
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