彼の腕の中で  甘えたくて
土曜日、高野くんと初デートだった。

「由衣さん、どこへ行きたい?」

「ラブホテル。」

「冗談だろ?今会ったばかりだし、こんな朝っぱらから入るのか?」

「こんな朝っぱらって10時じゃない?」

「まだ昼前だよ。夜まで待てない?わかった。じゃ行こう。」

彼はたっぷりと可愛がってくれた。

「ここにキスマークをつけられた時、それだけで溶けそうだった。熱くて感じてしまって、あなたの温もりが欲しくて待てなかったの。ごめんなさい。やっぱり夜じゃなきゃダメだった?」

「いや、そんなことないよ。誤ることないのに。」

「本当?ありがとう。じゃ、また後でおねだりしてもいい?」

「もちろんだ。」

「一度シャワーを浴びてからにしよう。」

「うん。」

彼はシャワーの後も私を何度も消耗させた。

「大丈夫?もうやめるよ?」

「もっとお願い!」

「ダメだよ。これ以上やったら壊れちゃうかもしんない。俺そんなの見てられない。」

「もっと感じていたいの。」

「じゃぁ、これが最後だから気絶しても知らないよ?いい?」

「う、うん。」

私は本当に気を失うほど彼が欲しかった。

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