Wednesday ☂

家に帰ってスマホを点けると、華凜からのLINEが200件を超えていた。

スタンプ連打してるし、もう…

でもこんなに心配して世話を焼いてくれる友達がいて、幸せ者だななんて思ったり。

色々あったから明日直接話すね、と返信し終わった瞬間に見つけたのは
トーク画面の1つ下にある東麻くん、の文字。

放課後、由紀ちゃんに後ろから抱き締められた時。
自然と閉じた携帯画面…

…東麻くんのLINEを早4時間ぐらい、既読無視してる。


[ 俺も沙綾って ]既読
[ 呼びたい ]既読

これものすごいタイミングで返せてないよ…
たぶん、嫌な思いさせてるよね…
でもなんて言えば…どうしよ、う。

[ ごめんなさい! ]
[ 今初めてちゃんと確認して ]
[ ほんとにごめんね(´・_・`) ]
[ 沙綾で全然大丈夫だから! ]

これで、大丈夫…かな?

不安でベッドに寝そべっていると
3分程してから♪ポキポキと通知が鳴る。

[ 駄目、許さねぇ ]既読
[ 許してほしかったら ]既読
[ 明日、俺にちょうだい。 ]既読

ちょうだい、って…何を渡せばいいんだろ…

[ お菓子とか(´・_・`)? ]既読

[ あほか ]既読
[ 沙綾をちょうだい ]既読

…ど、うしよう…直球すぎて直接話してる訳でもないのに
心拍数がどんどん上がっていく。

[ えっと、 ]既読
[ 何すればいいの…? ]既読

[ 明日考える ]既読
[ じゃ、おやすみ。 ]既読

え、明日…どうなるの?

東麻く…じゃなくて、
恭一くんの一方通行な言葉に置いてけぼりにされる。

でも、…
由紀ちゃんとは違う話し方とか少し強引なところを嫌にならない自分がいて。

それどころか、そんな恭一くんの言動に胸が騒ついていく。

すっかり目が覚めた私はとにかくお風呂とご飯の用意に急いだ。


< 23 / 71 >

この作品をシェア

pagetop