Wednesday ☂
次の日。
一限目からLHRで、
校外学習のしおりを配られた。
班で向かい合わせにくっつけた机のまま、先生が当日のことを説明していく。
だけどみんな各自で盛り上がっていて、
うちの班も有村くんがパンフレットを見ながら話を始めた。
「絶叫系あるじゃん!
俺好きなんだよね、やっぱ遊園地ならそれしかないな!」
千代ちゃんもここは便乗したほうが…
「…っち、千代ちゃんも絶叫好きなんだよね!」
「っ…あ、…うん!そうなんだぁ」
「マジで!じゃあ一緒に乗ろっか〜な〜んて。」
「いいなぁ、楽しそうだね!」
よ、よし!いい感じ!
上手くフォローが出来たみたいでよかった。
口パクでありがとうを伝えてくれる千代ちゃんにわたしまで嬉しくなる。
頼られる感覚に感激していながらも、
華凛が投げやりな声でハッと切り替えた。
「沙綾は?絶叫系乗れるの?」
「……た、たぶん無理かも……」
「じゃあ留守番だな。黒崎は?」
「んー安達サン1人で待たせるのは駄目だろ。俺も好きじゃないし待つわ。」
「なに黒崎くん、あんた適当な奴だと思ってたけどいい奴なんだね。」
「そー?ありがとー」
「やっぱ適当だわ。」
華凛とマロンくんの毒舌コンビに挟まれても動じない黒崎くんが、
自然とわたしに気を使ってくれたみたいで賞賛されてる。
「あ!でも!由紀が怖いから
沙綾には手出したら駄目だよ!」
「そうそう、東麻という保護者もついてるからな。」
「ふーん?わかった、手は出さない」
……黒崎くんって、華凛が言うようにすっごく適当というか…
ぼんやりしてて何考えてるのかわかんなくて、謎が多い人っていうのは分かった。
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それからなにをしようとかご飯はここでとか、
遠足ならではの話し合いをして班のメンバーの雰囲気が良くなっていった。
「ていうかマロン頭一個分ちっさいよね」
「華凛ちゃん…それは禁句だよ…」
「っマ、マロンくん大丈夫だから!
有村くんと黒崎くんが高いんだよねっ!」
「ぎゃははは!確かにマロン身長止まったから!」
「あ、俺と10cmぐらい差あるよ。」
「うるさいお前らほんとうるさい」
…大半がマロンくんいじりだったけど。
はじめは不安だったけど段々と楽しみになってきた。
せっかくの遊園地だし、楽しもうっ
まだみんなに笑われてるマロンくんの声に、期待が膨らんだ。