今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「おい。こっち来た」

 下を向いて肩を落としているところへ祐太朗の声がした。

 言われると通り視線を上げると、陽菜の姿。

 さっきまで長袖のトレーニングウエア着ていたはずなのに、今は半袖のTシャツにハーフパンツ仕様。

「今から試合かもな」

 こっち側に歩いてくるのは4人で、一番後ろに陽菜がいた。

 歩きながら俺を見てくれるかなって、期待したけど…… 

 他の3人は俺達の方をちらりと見上げた。

 でも、陽菜の視線をかすりもしなかった。


 おかしいよな。

 少しくらい、見てくれてもいいのに。

 一応、友達なんだから。

 ちょこっとでも、視線が掠めるくらいは見てくれてもいい……と思うんだけど。

 それとも、所詮、俺なんかただの友達で、視界にも入らないくらい取るに足らない存在とか?


 はあ。

 俺って、こんなにネガティブ思考だったっけ?


 陽菜を前にすると、途端に自信がなくなるよな。

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