今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「白河成哉って聞いたら、わかります?」

 知ってる。

「ああ。従兄弟だ。で、なんで成哉を知ってるんだ?」

「簡単でしょ? 僕がそこの生徒だからです。彼は1級上なので先輩ですけどね」


 そういうことか。

そうだろうな。頭がいいと思っていたけど、柳葉とは考えてもいなかった。


「顔が似てますよね。初めて見た時、兄弟かなって思いましたから」

 こいつの言う通り、俺と成哉はいつも兄弟に間違われる。


 似ている。
 そこから足がついたのか。

 だからって、俺の素性までばれることはないだろ。

 成哉のヤツ、何を話しやがった。

 個人情報を漏らしやがって。
 今度会ったら締め上げてやる。

「怖い顔しないでくださいね。成哉先輩はいい人ですから」

 それはおまえにとってだろ?

 落ち着き払った歩夢の顔を睨み上げる。


「それで何が言いたいんだ?」



 俺の家のことを持ち出して、好戦的な目をして、言葉遣いも変えて。

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