DL♥︎マスクの奥の。
「ありがとう。。俺もだ。」
耳元に響く声。
感じる吐息に、溢れ出ていた涙が徐々に減り始め、変わりに鼓動がこれでもかというほど騒ぎだした。
「患者である君に…恋をした自分が許せなくて。
…でも、舞ちゃんがそう思ってくれてるなら…
俺も君を思い続けていいよね…?」
更に私を包む力が込められ、それはまるで、“離さない”そう言われてるな気がして。
コクンコクンと2回頷く私。
すると、もう一度ギュっと強く抱きしめられ、スッとその体が離れた。