DL♥︎マスクの奥の。

その感覚に、目の前の先生を見上げる。


「…舞ちゃん。」


呟く、色めいた声。

その指が再び私の唇をなぞる。

そして、




「好きだよ、、」




瞼を伏せ始め、近づく先生の顔。

セクシーなその表情を見続けたいと思うも、自然に私の瞼は降りてきて。

優しくもしっかりとしたキスをその唇に感じた。


トクン…トクン…。


心地よいこの鼓動は私の?
それとも…先生?

ずっと、

ずっとこうしていたい。


けれど、そんなわけにもいかなくて。

暫くして訪れた離れる感覚を寂しく感じ、ゆっくりと瞼を上げる。




「やっとキスできた。。ずっとしたかったよ。…特に今日はね。」



そう照れたように笑う先生の表情が意外すぎて。

またもや胸の奥がキュゥっと締め付けられる。
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