DL♥︎マスクの奥の。
きっと、今の私の顔は照れた先生よりも真っ赤。
雪降る外の温度とは正反対なソレに、自分がどれだけ目の前の存在を思い続けてきたか、それが実って感じる感動の大きさをこれでもかというほど思い知らされる。
思わず俯く私の顔に、再びスッと添えられた先生の手。
それが、顎のラインをなぞり、そのままクッと持ち上げた。
「あまり、可愛い事を言っちゃダメ…」
そして、またもや塞がれた私の唇。
けれど、さっきとは違ってて…。
「…んんっ」
今度は甘い甘い、
大人なキス。
とろけそうな感覚に、再び白衣をギュっと握りしめた。