DL♥︎マスクの奥の。
違和感だらけのその言葉に、思わずマヌケな声が零れた。
…今、何て?
いい人??
信じてる???
「…せんせ?」
一瞬にして脳内に溢れかえった“?”をスッキリさせたくて、未だ困ったように笑う先生を見上げる。
「…へ?」
そんな私の反応が予想外だったのか、その目を何度もパチパチとさせ、先生までも驚いた表情を見せた。
な…なんで先生が驚くの??
更に増える“?”に不安が膨らむも、
思い切って一番に伝えなきゃいけない事を伝えた。
「先生、あ、あの、
私の聞き間違いだったらすみません!!
えっと、、私…
その“いい人”っていうような人なんて…
いませんよ?」