DL♥︎マスクの奥の。
けれど、何故が先程までの不安は感じなくて。
きっとそれは、目の前の先生が真っ赤に頬を染めているから。
私よりも10歳ぐらい年上なはずの先生。
それが今じゃ、とても可愛く見えて仕方が無い。
ドキドキと鳴り止まない鼓動に、思わずワンピースを握りしめた。
「…な、なんだ。。そうだったんだ。」
ため息交じりにそう小さく呟き、再び体を屈めた先生。
だけど、、
フワリと香る先生の匂い。
柔らかそうな髪に、
綺麗に整えられた眉。
そして、私を映す栗色の瞳。
先程とは違うその距離に、一気に私の鼓動は加速した。