DL♥︎マスクの奥の。

けれど、何故が先程までの不安は感じなくて。

きっとそれは、目の前の先生が真っ赤に頬を染めているから。

私よりも10歳ぐらい年上なはずの先生。

それが今じゃ、とても可愛く見えて仕方が無い。


ドキドキと鳴り止まない鼓動に、思わずワンピースを握りしめた。




「…な、なんだ。。そうだったんだ。」




ため息交じりにそう小さく呟き、再び体を屈めた先生。

だけど、、



フワリと香る先生の匂い。

柔らかそうな髪に、

綺麗に整えられた眉。

そして、私を映す栗色の瞳。


先程とは違うその距離に、一気に私の鼓動は加速した。

< 8 / 25 >

この作品をシェア

pagetop