桃の花を溺れるほどに愛してる
「天霧さん。大丈夫っすか?ケンカしたことない人が、無茶をしちゃダメっすよ?」
「それは……だって、聖くんが……!」
「え?俺?」
「あなたは……榊くん側の人間じゃあないのですか?」
「あー……」
刹那、聖くんはバツの悪そうな表情を浮かべた。
「榊センパイ側の人間っていうか……榊センパイ側の人間を演じている、的な?」
「えっ……?」
「神代センパイを助け出すために、榊センパイたちに連れ去られるギリギリのところで、力になりますって言って手伝わさせてもらっているんっすよ」
……ということは、つまり、聖くんは桃花さんを助け出すために、榊くん側の人間になっているのだろうか。
最初から桃花さんや僕を騙すために近付いてきたわけでもなく、僕と同じで、桃花さんを守るために……。
「聖くん……ありがとうございます」
「礼を言われるようなことはしてないっすよ、当然のことをしたまでっす。だって、どう考えたって榊センパイの思考はおかしい。あの榊センパイ、神代センパイを自分のモノにするためなら、この廃病院で暮らしてもいいって言っていましたもん」
「なっ?!」
それって、誘拐したあげくに監禁までもを犯すつもりなのだろうか……?
そんなこと、僕や聖くんはもちろん、家族の皆さんや、世間的にも黙ってはいないことでしょう。
一刻もはやく桃花さんを助けに行かなくては……っ!!!
「それは……だって、聖くんが……!」
「え?俺?」
「あなたは……榊くん側の人間じゃあないのですか?」
「あー……」
刹那、聖くんはバツの悪そうな表情を浮かべた。
「榊センパイ側の人間っていうか……榊センパイ側の人間を演じている、的な?」
「えっ……?」
「神代センパイを助け出すために、榊センパイたちに連れ去られるギリギリのところで、力になりますって言って手伝わさせてもらっているんっすよ」
……ということは、つまり、聖くんは桃花さんを助け出すために、榊くん側の人間になっているのだろうか。
最初から桃花さんや僕を騙すために近付いてきたわけでもなく、僕と同じで、桃花さんを守るために……。
「聖くん……ありがとうございます」
「礼を言われるようなことはしてないっすよ、当然のことをしたまでっす。だって、どう考えたって榊センパイの思考はおかしい。あの榊センパイ、神代センパイを自分のモノにするためなら、この廃病院で暮らしてもいいって言っていましたもん」
「なっ?!」
それって、誘拐したあげくに監禁までもを犯すつもりなのだろうか……?
そんなこと、僕や聖くんはもちろん、家族の皆さんや、世間的にも黙ってはいないことでしょう。
一刻もはやく桃花さんを助けに行かなくては……っ!!!