Doll‥ ~愛を知るとき


着替えていないことを浩也は何も言わなかった。

あたしも敢えて理由を話さなかった。


「晩飯どうする?出前でも取るか?」

浩也は気遣ってくれたけど

「あたし、作ります。」

そう答えた。


少しでも早く この生活に慣れることが真実を知る近道になるはず。

そんな期待と、

愛翔に おいしいものを作ってあげたい‥

自然と湧き出る想い。

それらが あたしを前へと動かしていた。


 
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