Doll‥ ~愛を知るとき


あたしが失踪している間、浩也はここに ひとりで住んでいた。

愛翔は、彼の実家に預けられていた。

浩也から、そう聞いている。


男の一人暮らしで掃除が行き届いていなかったのか、全体的に埃っぽさを感じる。


─ 明日は掃除しなきゃ‥


まな板の上で玉ねぎを微塵切りにしながら、そんなことを思っていた。

あたしは、冷蔵庫から挽き肉と卵、牛乳やパン粉を取り出して、刻んだ玉ねぎと一緒に それをボールに入れた。


 
< 164 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop