Doll‥ ~愛を知るとき
ハンバーグを焼いている間に、ポテトサラダを作った。
「愛翔、待てって!パジャマ着てからやろ!」
そんな声が聴こえて、少しすると、頬を紅潮させた愛翔がパジャマ姿でキッチンにやって来た。
「ママ、じゅーちゅ!」
「ん?ジュース?」
「うん!」
あたしを見上げて、愛翔がニッコリ笑う。
その愛くるしい顔に笑みを返して、冷蔵庫から幼児用のリンゴジュースを取り出した。
そして、ストローを挿し、愛翔に手渡した。
「ありがとぉ。」
「もうすぐ、ごはん出来るからね。」
「うん!」
笑顔で頷いて、愛翔は おいしそうにジュースを飲んだ。