Doll‥ ~愛を知るとき
嘘をついてしまった以上、散歩に行くしかない。
夕暮れの歩道を愛翔を真ん中に手を繋いで歩く。
バス停でバスを待つ老人が、微笑ましげに あたし達を見ていた。
端から見れば、仲の良い家族。
中身は、滅茶苦茶なのに‥。
「愛波のことが心配やから、親父と従業員に店は任せて来たわ。今日は予約も少なかったしな。」
─ 監視のくせに‥
「明日は休みを取ったし、明後日は定休日や。二連休やし、ずっと一緒にいれるぞ。」
─ サイアク‥
その作り笑顔、ヤメて欲しい‥
胡散臭い顔、大嫌いだ‥