Doll‥ ~愛を知るとき
用件を伝え終えると、玲央は言った。
「歌穂と直接、話がしたい。屋上にいるから呼んで来て。」
「分かった‥。」
あたしは彼に頷いて、玲央の言葉を歌穂に伝えた。
「それじゃ、エナに行かせた意味がないやん。」
ぶつぶつと文句を言いながら、歌穂は部屋を出て行った。
歌穂の態度、気に入らない‥
最初から自分で行けばいいのに‥
ケンカやトラブルを避けるには、我慢するしかないことは、ちゃんと分かってる。
感じる不満をココロから一掃することにも慣れてる。
気分転換に課題をして、あたしは消灯時間まで本を読むことにした。