Doll‥ ~愛を知るとき
軽く息を乱して、樹は あたしの隣に寝転んだ。
「愛波は、悪い子だよな。」
そう言って、あたしの頬を撫で kissをした。
抱かれることで、壁を越えられたような気持ちになる。
縮まった距離を肌が感じさせていた。
「なんで?ねぇ、なんで悪い子なの?」
自然と話せていることが なんだか不思議だった。
「オレを夢中にさせるからじゃん。」
さっきより親(チカ)しい話し方に、安堵を覚える。
「あたしが?」
「そう。」
頷くと、樹は浩也と話し合うって言った。
トラブルは覚悟の上だって‥。
「ずっと、すきだった。愛波、気付いてなかっただろ?」
ベッドルームの暗い天井を見つめて、樹は語った。