Doll‥ ~愛を知るとき
傷痕の原因を、樹は何も訊かなかった。
自然と自分から話していた。
樹は頷いて、背中に そっとkissをした。
途端、涙が込み上げて来た。
哀しいのか嬉しいのか分からない、複雑な涙。
ポロポロと零れた涙は、膝の上を濡らしていた。
「大丈夫だよ。愛波は何も考えるな。」
暖かい抱擁。
夢なら覚めないで欲しい。
「シャワーするよな?」
そう言って、樹は彼のロンTを あたしの頭に被せた。