Doll‥ ~愛を知るとき
樹の赤ちゃんなら‥。
もし、あのまま、樹に全てを委ねていたら‥。
だけど、違う。
それはハッキリ分かっている。
「樹の赤ちゃんなら‥、計算が合わないよ‥。」
「そっか‥。オレ、男だから詳しく分かんなくて‥。ちょっと心配した。」
きっと、あたしの精神状態のせい。
答える声が ちょっぴり残念そうに聞こえた。
樹は、隣に立つと
「愛波ちゃん、今は幸せなんだよな?」
って、訊いた。