Doll‥ ~愛を知るとき
何処に行ったかなんて、知らない。
いなくなったことに、ホッとしていた。
だけど、ふと そんな自分に違和感を覚えた。
あの夜、浩也を裏切ってしまったことを、神様は きっと怒っている。
だから、こんな辛い日常を、あたしに与え続けているんだと思った。
─ 諦めちゃいけない‥
「ごめんなさい。」
浩也のケータイに電話を掛けて謝った。
あたしから歩み寄らなければ、きっと何も変わらない。
どんどん状況は酷くなるだけ。
機嫌を直した彼は、家に帰って来た。
仲直りの為、その夜あたしは彼に抱かれた。