Doll‥ ~愛を知るとき


部屋に籠もって愛翔を怒鳴り続けている浩也のことを、義母に打ち明けた。

「 異常だと‥思うんです。助けてください。」

あたしは、泣きながら訴えた。

「ちょっと待ってね。」

義母は呆れたような声で応えると、義父に電話を代わった。


義父とは、あまり会話をしたことが無い。

だけど、分かって貰えそうな気がした。

これまでも、義父は義母のような意地悪な態度を、あたしに見せることは無かった。

だから、きっと助けてくれる。

そう思った。

なのに

「頭が異常なんはアンタや!浩也のことを悪く言うな!アンタが不甲斐ないから、そんなことになっとるんや!」

電話口で義父は怒鳴ると、一方的に電話を切った。


 
< 362 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop