Doll‥ ~愛を知るとき


─ どうして‥?


浩也に憤りを感じた。

あたしは愛翔を抱き上げ、リビングルームに向かった。

「なんで?ねぇ!なんで こんな酷いことするの?!」

悔しくてたまらなかった。

あたしの火傷痕を知ってるくせに、同じことをするなんて‥。


「うっさいわ!黙れ!」

浩也は立ち上がり、こちらに向かって歩いて来た。

咄嗟に愛翔を床に下ろした。

不安を感じたのか、愛翔は泣きながら あたしの足にしがみついた。

「お前が俺をここまで怒らせたんやろ!お前が愛翔に火傷させたんと同じじゃ!何を偉そうに言うてんねんッ!」

顔を近付けて怒鳴ると、浩也は あたしを殴った。


 
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