Doll‥ ~愛を知るとき
いつも通りの時間に愛翔を連れて家を出た。
いつものように義母に愛翔を預けて、店に向かった。
更衣室で着替えて、店の中に入る。
「おはようございます。」
パートさん達が一斉に、あたしを振り向いた。
その異様さに思わず立ち止まった時
「ゆーとくけどな、俺は朝美ちゃんとは全く何も関係無いからな!可笑しなこと言い触らすんやったら、クビ切るで!」
突如、浩也の声が耳に飛び込んできた。
あたしは朝美さんに視線を遣った。
顔を紅潮させて、悔しそうに浩也を睨んだ朝美さんは
「こんな人と結婚して、愛波さんって大変やね!」
金切り声で怒鳴ると、店を飛び出した。
「放っとけ!アイツはクビや!」
追い掛けようとしたパートさんを浩也が怒鳴った。