Doll‥ ~愛を知るとき
「泣くな!パパの言うことが聞かれへんのか!外に放り出すぞ!」
泣き叫ぶ愛翔を、彼は更に叩こうとする。
「もうヤメてよ!まだ小さいんだから、完璧には出来ないよ!」
愛翔を庇うと、怒りの矛先は あたしに向かってくる。
「お前が甘いから、こんな情けないヤツになったんやろ!もっと厳しく躾けろ!」
殴ったり蹴ったりされるから、体の至る所に痣が増えている。
もう恨みしか持てなくなっていた。
機嫌の良い時、浩也は愛翔を連れて公園に行くことがある。
だけど
「コイツ、ほんまあかんな。同い年のチビに泣かされてたわ。」
そんな風に、愛翔を馬鹿にして笑うことも多かった。