Doll‥ ~愛を知るとき
公園を駐車場に向かって、ゆっくりと歩いた。
さっきまで晴れていた空は、どんよりと曇っている。
お互い、いつになく無口になっていたけど、繋いだ手のひらに温もりを感じていた。
車に乗って、樹の家に帰った。
駐車場の空いたスペースに あたしの車を移動させて、樹は彼の車を所定の位置に入れた。
「明日には、愛波の車をなんとかしなきゃな。」
「うん‥。」
ホントに これで良かったのかどうか、今は分からない。
ただ、もう浩也の元には戻りたくないと思っていた。
樹の部屋で、あたし達は少しの間、話をしていた。