Doll‥ ~愛を知るとき


苦しんでると分かってて、愛波を放って置けない。

樹は、そう言った。


「けど、あの時はショックだったよな。目が覚めたら愛波がいなくなってて、置き手紙だけがあってさ。」

「ごめんなさい‥。あたし‥。」

「分かってる。オレのことを心配したんだよな。けどさ、愛波のせいで、オレ、立たなくなってたんだからな。」

「え?」


言葉の意味が理解出来なくて戸惑った。

樹は、悪戯な笑みを見せると

「えっちが気に入らなくて愛波にフられたのかなって、傷付いてさ。」

って、言った。


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