Doll‥ ~愛を知るとき
「明日じゃダメ?」
遠慮がちに訊いた。
「どうして?」
一瞬、振り向いた彼は、また前に視線を戻した。
「今日は何も考えたくないの。一緒にいて欲しいの。だから、お願い‥。」
ワガママだって思う。
だけど、離れることが怖い。
樹は、少し考えて
「分かった。」
って、頷くと
「けどさ、愛波に戻る意志が無いってハッキリ分かれば、必ず向こうは愛翔くんを手放すよ。」
励ますように、そう言った。
小一時間ほどドライブをして、あたし達は部屋に戻った。
順番にお風呂に入って、一緒にテレビを見た。
そして、深夜0時を過ぎた頃、一緒にベッドに入った。