Doll‥ ~愛を知るとき
オバサンが用意してくれた朝食を三人で食べた。
「エナちゃん可愛いから、ママに見えないね。」
愛翔の頭を撫でて、オバサンは微笑んでいた。
仕事を休んで駆け付けてくれた歌穂に愛翔を預け、樹とあたしは、あの町にある警察署に向かった。
そして、そこで刑事に真実を話した。
浩也のことを訴えるかと訊かれたけど、首を横に振った。
愛翔の父親だから‥
そんな情が、まだ残っていたのかもしれない。
事情聴取が済み、あたし達は警察署をあとにした。
そして、また車に乗り高速道路を走って、歌穂達の住む町に向かった。