Doll‥ ~愛を知るとき
嘘をついて警察を翻弄させた浩也には、厳しい処分があった。
弁護士を使い、保釈金で彼は釈放された。
「エナさんのお陰で、うちは大変なことになってたのよ。」
義母は、深く溜め息を吐くと
「だから、最初に結婚を反対したのよ。私は‥。」
と、呆れたように言った。
何も見ようとしないで、人のせいにしていれば楽。
そんな風にしか生きて来られなかった義母は、これからも変われないのかもしれない。
浩也と生活を共にしていた頃
《義母と仲良くなりたい》
そんな気持ちが、どこかにあった。
あたしには、親がいないから‥。
だから、反論せず我慢もしていた。
だけど‥。