Doll‥ ~愛を知るとき
赤ちゃんにミルクを飲ませながら、愛翔の姿を目で追った。
広場には親子連れが多く、あちこちで お弁当を広げている。
バドミントンを楽しむ人達、フリスビーで遊ぶ親子。
その間を すり抜けるように、愛翔は転がったりジャンプしたり、楽しそうに駈けている。
「あーくんは元気だね。」
レジャーシートの上に寝かせた赤ちゃんのオムツを変え、そっと抱き上げた時だった。
芝生に寝転んでいる人に躓いて、転んだ愛翔の姿が見えた。
「あーくん!」
あたしは赤ちゃんを抱いたまま、愛翔の元へ小走りに駈けた。