Doll‥ ~愛を知るとき


「ほら、端に寄って。愛波。」

「うん‥。」

不安な気持ちは解消されないまま、樹の動作をボーッと見ていた。

お布団を敷き終わった彼は、浴室へと向かった。

あたしは立ち上がり、衝動的に彼のあとを追った。


「樹‥。」

「ん?なに?」

「一緒に入りたい‥。」

「ばかだな。オレに見られんのイヤなんじゃなかったっけ?」

「でもっ‥。」


涙が止まらない。

不安が大きくなってく。

樹に受け入れて貰えないことが、とても哀しくて

「だって‥、離れたくないもん‥。」

あたしは、また泣いた。


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