年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
 由也くん謝ったけど手を引っ込めるようすは無く。


「……」
「……」


 何となく、そのまま指を繋いだ。1本だけ。由也くんはそれを解いたりしなかった。解くどころか指を2本に増やしてきた。


「由也くん……?」


 由也くんを見上げる。由也くんは微笑んで頷く。そして指を3本、4本に増やし、ついに手の平全体で私の手を包んだ。


「綾香さんの手、あったかいね」
「由也くんの手の方があったかい」
「じゃあ二人で繋いでるからだね」
「うん」
< 143 / 600 >

この作品をシェア

pagetop