年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「ホットミルクはそれだけでも美味しいけど、お砂糖いれたらもっと美味しくなるよ」
「はい」
「コーヒーでも抹茶でもきなこでも紅茶でも合わせたら美味しいよね」
「はい」
「だから……」
ひとつよりふたつ、一人より二人だよって言おうとして胸が詰まった。一緒にいよ、これからも二人でいようよ、って言いたくて、でも苦しくて私は俯いた。叶わない願いだって。
「僕もそう思います」
由也くんはそう言った。でも私の深意を汲んだかは分からない。牛乳は何にでも合う、相性がいい、いろんなバリエーションがあって幅広い飲み物だっていう意味で言ったかもしれない。私は由也くんの顔が見れなかった。じーっと川面に映る鉄塔の明かりを見つめていた。
「……?」
私の手を握っていた由也くんの握る力が強くなった。
「綾香さん、いいの?」
「へ?」
「僕でいいの?」
「い……」
更に由也くんの力が強くなる。私は顔を上げ、由也くんを見た。あの寂しそうな笑顔……。
「籍も入れられないだけじゃなく、一緒にも住むことすら出来ないのに……」
「はい」
「コーヒーでも抹茶でもきなこでも紅茶でも合わせたら美味しいよね」
「はい」
「だから……」
ひとつよりふたつ、一人より二人だよって言おうとして胸が詰まった。一緒にいよ、これからも二人でいようよ、って言いたくて、でも苦しくて私は俯いた。叶わない願いだって。
「僕もそう思います」
由也くんはそう言った。でも私の深意を汲んだかは分からない。牛乳は何にでも合う、相性がいい、いろんなバリエーションがあって幅広い飲み物だっていう意味で言ったかもしれない。私は由也くんの顔が見れなかった。じーっと川面に映る鉄塔の明かりを見つめていた。
「……?」
私の手を握っていた由也くんの握る力が強くなった。
「綾香さん、いいの?」
「へ?」
「僕でいいの?」
「い……」
更に由也くんの力が強くなる。私は顔を上げ、由也くんを見た。あの寂しそうな笑顔……。
「籍も入れられないだけじゃなく、一緒にも住むことすら出来ないのに……」