年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
風俗なんて言いやがって。
「綾香さん、どうしたの?」
「ううん。上がって」
久々に早く来た由也くんに夕飯を出す。デザートは勿論白玉。営業部で人手が足りなくなり中途採用した人がふた月と持たずに辞め、また採用したのにすぐに辞め、仕方なく総務から事務要員を借り出したと。
「営業事務は大変だって噂が回って、説得するのに苦労しました」
「ふうん」
荷が下りたのか由也くんはいつもより明るかった。珍しく仕事の話もしてくれた。接待ゴルフ仲間から紹介されたスキー場の経営者とコラボ商品を作るらしい。夏場の観光資源としてゲレンデをラベンダー畑にしていて、と由也くんは鞄からラベンダーの精油を出した。私の好きな香り。