年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

 由也くんは割と早い時間に来た。出先から直帰したらしく車で来た。真っ直ぐうちに来てくれたのは嬉しかったけど、手渡されたお土産に体が硬直した。


「ラベンダーミルクティです」


 綿菓子が企画した商品、そしてこれはスキー場とのコラボ商品。


「あ……ありがとう、これ美味しいよね。もしかしてスキー場まで出掛けたの?」
「ええ。スキー場以外にも販売してくれるところに挨拶に回って」


 ということは営業部か販売部の社員と回ったのか、それとも。


「……」

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