続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「莉子ちゃん!俺!涼だよ、わかる?」



「涼くん・・・・・ここは?」




「俺の親父の病院だよ、学校近くの公園を偶然通りかかってさなんだか妙に懐かしくなって一人で歩いてたら階段のところに莉子ちゃんが倒れてんだもん・・・・もう驚いたのなんのって・・・」




涼くんの話によるとあたしは階段の下に倒れてうずくまっていたらしく・・・・



通りかかった見知らぬひとが救急車を呼んでくれて、電話をしていたところに涼くんが偶然居合わせたようだ




「かなり人だかりが出来ててなんの騒ぎだと思ったら莉子ちゃんが倒れてるし!いそいで駆け付けた救急車に乗り込んで親父の病院に連れてきた・・・・って訳」



「涼くんありがとう」




あたしがそう言うと何か言いたげな顏を浮かべて苦笑いをした涼くん



あ~あまた迷惑かけちゃったな




申し訳なくて涙がでそう





あたしは精一杯の笑顔を浮かべて涼くんに微笑んだ



悲しみを悟られないように・・・・だってお腹の赤ちゃんは・・・



「あ・・・そうだナースコールしないと!親父に怒られる・・・・起きたら知らせろって言われてたんだった」



涼くんは慌てた様子でナースコールを押す・・・・親父今すぐ来るって!と言ったかと思うと



涼くんは当たり障りのない会話をあたしに話し始めた









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