しわくちゃになったら、会いに行きます。
あたしは逡巡したのち、ひとつ頷く。
スポーツとは無縁なあたしは、バスケットについて、何も知らない。
彰太くんが愛したものを、あたしも知りたかった。
「よし! 自慢してやるよ、俺の妹だって」
と言って、お兄ちゃんはそそくさと体育館に戻る。
ちょ、ちょっと待て!
自慢なんかされたら堪ったもんじゃないわ!
反論を試みたけど、お兄ちゃんはケラケラ笑うだけ。
「もう! お兄ちゃんのバカ!」