しわくちゃになったら、会いに行きます。
「大藤くん!」
叫んだけれど、近寄ることは許されなかった。
男性教員が彼を抱きかかえる。
そのまま事務室の奥にある医務室へ運ばれた。
「落ち着いた?」
横にされた大藤くんの治療を済ませた医務の先生が、あたしにココアを入れてくれる。
お兄ちゃんには連絡済で、コーチを外れて迎えに来てくれるらしい。
頷いたあたしに、先生は柔らかく継げた。
「なにか、運動をしてたんでしょうね。気を失ってるけど、軽い怪我で済んでるわ」