しわくちゃになったら、会いに行きます。
その後の授業も、やたらと当てられた。
帰りにはげっそりなあたし。
恨まれるようなことはしてないはずなんだけど。
美術部は出ても出なくても怒られたりはしない。
仲良くなった先輩に帰ることを告げて、あたしは登校路に足を向けた。
「朱里」
夏の準備をしている桜の木の下から、声が掛かる。
大好きな、彰太くん。
昨日みたいなことがあったらいけないからと、帰りの時間に合わせて迎えに来てくれた。
そばを通るうちの学生は、誰だろうね、なんて言いながら見てる。