SakuIGamE
ひとまず踊り子さんのファンになった体で実果ちゃんとの接触に成功。

「ミカ、お前のファンだそうだ」

「しゅっ、秀くん!?」

裏に連れられて行くと、衣装から普段着に着替えた彼女がそこに居た。

「二人だけでお話したいんですが――宜しいですか?」
僕の申し出に、団長は快く承諾してくれた。

「ゴメン、シルフィス君。君も席を外してもらえるかな?」
「ええっ!?そんな・・・!!シューマ副長も彼女の事!?」
「・・・・・・。とにかく今は下がって」
「は、はい・・・」

半泣きの彼を見送って、僕達は二人きりになれた。
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