みつばちとはちみつ
「で、どうしたんだ?ヒロ君の方から
来るのは 珍しいんじゃないか?」
!!きたっ!よし、言うぞ!
…くうも ピクっとして、俺の隣に座り直した。
「・・・俺達、つきあう事に
なりました。くうの事、絶対 大事に
します!」
目をギュっと閉じ、一気に言った。
「「・・・・・」」
…2人とも 無言?
「あの・・おじさん?おばさん?」
「「まだ、つきあって なかったの⁈」」
4人とも、キョトンとしてしまい、
みんなで 「え〜!!」と、叫んだ。
「そうか、まだだったのか。報告がなくて、実は父さん・・寂しかったんだ・・そうか・・」
「なんで〜? いつから 勘違いしてた?
お父さん達。」
「お弁当作り 始めてから。よね、
お父さん?」
うんうん、と おじちゃんが 頷く。
「もう〜!それならヒロの分しか作らないでしょ。とにかく、これからヒロと正式に つきあいます。ね、ヒロ。」
急に 注目されて、焦りながら
「は、はい!お願いします!」
と、ペコっと 頭を下げた。