みつばちとはちみつ


「うん、心配してないよ。ヒロ君なら。他の男を連れて来たら 絶対許さない
けどね‼︎ ヒロ君、これからも
くうの事、頼むな。」

「お母さんも。報告してくれて、嬉しいわ。あなた達なら 大丈夫。私からも、くうちゃんを よろしくね。ヒロ君。」


「・・・なんか、もう嫁に出すみたい
だな。・・まだ、早いからな!」


涙を含んで キラキラしてる目を大きくして、くうが焦ってる。


「お父さん!何 言ってるの・・早いも なにも・・もう!ねぇヒロ!お父さん、おかしい!」


焦って、1人ばたばたして かわいいな。
たぶん俺 今、めちゃ顔 緩んでる…

「うん。まだね。その時は またちゃんと 挨拶にくるから。」


「〜!! もう!ヒロまで!この話、終わり! お母さん、昼ごはんの支度しよ!ヒロも食べて行くでしょ?」

「はいはい。支度しましょうか。」


真っ赤な顔をして くうが台所に逃げた。

おばさんも にこにこしながら くうの後に続いて。

おじさんもそれを見て、微笑んでる。


よかった。認めてもらえて。
これから、もっと 頑張らなきゃ!

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