嫉妬する唇
与えられる痛みと、くすぐったい感覚の繰り返しをボーッと感じながら、さっきアイツが言った言葉を頭の中で繰り返す。





………それって、あたしの事好きだって言ってるよね?



ハッとした視線を向けると、それまで無表情だった顔に、ニヤっと笑みを浮かべた



その顔が妙に色っぽくて、あたしの中の何かスイッチが入った。



目の前であたしの指を噛み続けるアイツのその唇がどうしても欲しくなった。



その唇が、あたしの唇に噛みついたところを想像しただけでゾクンと疼く。



その柔らかな舌があたしの口の中をメチャクチャに掻き乱さらたら、気絶してしまうかもしれない。





そんな妄想なんて……バカみたい。
まるでお預けをくらってるメス犬みたい。





なのに、身体は何処までも貪欲らしく、空いてる右手が自然と物欲しげに自分の唇をナゾっていた。







「欲しいって言えば?」
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