クレナイの歌

日が沈みかけるやいなや、ただ一心にあの丘へ向かった。
でも、息を切らせて着いたそこに彼女はいない。

木々の隙間から漏れ込む紅に丘は染まる。
一面に優雅な彼岸花が咲き乱れているだけだった。



翌日もその翌日も、彼女は学校はおろか、あの丘にも来ることはなかった。


なんで……。



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